・御礼:idenshi195『月想 − 人妻死後成本形會旧夫語 − 』・


——————

2020.11.22.

idenshi195
朗読キネマ
『月想 − 人妻死後成本形會旧夫語 − 』

生配信と、その後のアーカイブ配信含め、終演いたしました。

ありがとうございました。

撮影:辻村美奈さん

——————

idenshi195さんのお稽古は、いつも、
どこまでもいつまでも追い求める課題が明確にあり、
それを乗り越えながら、反面常に、慣れを排除していく、
という、いろんな筋力体力が必要なお稽古なのですが、

これまで関わらせていただきながら体に通してきた方法論と、
山下亜矢香さんのチューニングによる答え合わせとあたらしい学びによって、
またすこしだけ、まえよりなにかにちかづけたような、
そんなこんかいでした。

同時に、
視えるものがすこしふえた反動なのか、
まだまだまだまだ、
いろんな意味で、圧倒的ちからぶそく、である、
と、
なんだかガツンとかんじた公演、でした。

もちろん本番みなさまと共有したあの空間は、
きちんとしっかりよいものであった、
という自負はあって、
そこは基盤にありつつなんというか、

改めてすごく、貪欲になれたというか。

そういう公演というのは、
とても、貴重なようにかんじます。


——————

というのが、

わたしこじんの、体内のおはなし。


——————

こんかいの「月想」という演目は、もともと一人語りの演目。

葵上とのセット券特典で、大塚明夫さんが読んでいらしたものです。
(以前、こもだまりさんも語っていらっしゃいます)

それを、二人語りに再編成してのこんかいでした。
一人語りとは、
だいぶ雰囲気のちがう作品になっていたようにおもいます。

ものがたりの主軸は、もとの本通り「男」にありつつ、
しっかりと「女」のこころも描かれていて、
言葉数は多くないなかで、
いかに「女」の、想いや纏うくうきかんを、お客様と共有できるか、
そしていかに「男」に寄り添えるか、
細やかな調整の日々。


——————

「男」役の吉田瑞樹くんは、
idenshi195さんにであってからずっと、
ワークショップなどでお会いする機会がおおく、
2018年と2019年の「眼球綺譚」では続けて共演をしています。

くうきで繋がる、ということがとても自然にできる役者さんで、
声や表現の安定感もあるのでこんかいはとくに、
非常に、頼らせていただいたようにかんじます。

終盤の盛り上がりはほんとうに
吉田くんに盛大な拍手を…!
というきもち。


——————

そして。

音楽の中田太三さん。

葵上ではじめて中田さんの音に触れたときの衝撃といったらなく、
こんかい、一緒に奏でていただけることがとてもうれしかったです。

繊細な音に、包まれ、ときに背中を押され。

素晴らしい体験をしました。

(終演後、楽器や譜面をみせていただく童のような我々。)


——————

そしてそして。

こんかいも、言葉の楽譜の難しさ、と、
その困難さを凌駕する、新鮮な感動に、
たくさんたくさん触れることができました。

緻密に計算された楽譜の表現には、
気づくと何度でもはっとさせられる仕掛けが、
いくつもかくされています。

その緻密な表現を成立させる声と身体づくりを支えてくださる
亜矢香さんのチューニングも、
日々どんどん進化していて、
郁子さんのもとめる音に導にかれる速度が
どんどん速くなり、


——————

ああもうやはりわたしも、

もっともっともっと。

ふかいところへ。


——————

配信公演を支えてくださったスタッフの皆様にも
ほんとうに感謝が尽きません。

個人的には、10年以上ぶりの、
佐藤こうじ氏とのお仕事、
とってもとってもとっても、うれしかった……!


——————

ご覧いただきましたみなさまにも、
こころより感謝申し上げます。

アーカイブ配信期間中であれば、
好きな時間に、どこからでもご視聴いただける利点はあれど、
手続きや登録など、
煩わしくかんじられることもあるのが配信公演だとおもうのですが、
そんななか、お時間をいただき、
ほんとうにありがとうございました。


——————

この貪欲さを、わすれずにいよう。


——————


じつは役者としては、
この「月想」が、
2020年のお仕事納めになるとおもわれますが、

またきっと、どこかで。


——————

撮影:辻村美奈さん

——————

ありがとうございました。


——————



——————

ブックマーク パーマリンク.

コメントは受け付けていません。