2017.08.26
しき読みの会vol.7 葉月読み「朗読劇 春琴抄」
終宴、いたしました。

ご来場いただきましたみなさま、
とおくから、想ってくださったみなさまに、
こころより感謝いたします。
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鵙屋 琴
彼女は、
ながいこと、わたしにとって、
憧れ
のような、
存在で、
その彼女を、演らせていただけたことが、
ほんとうに光栄でした。
ほんものの、
三味の音に包まれ乍ら。
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早苗さんの佐助からの、
ひたむきな愛情をうけ、
ほんとうにしあわせなじかん。
かけあしの、一生を。
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年齢をかさねた所為でしょうね、
むかしとは、だいぶん、読み解き方もかわって、
さいごには、
おなじお墓にはいってくれない佐助を、
すこしだけ憎らしく、おもいました。
さいご、
早苗さんのひとり語りのあいだ、
琴として傍にすわっていたあのじかん、
あの、
いいようもなくおだやかなきもち。
きっと、ああいうじかんが、
琴にとっていちばんしあわせなじかんだったのではないか。
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むかし、
女王様をやっているおんなのこたちが、
くちをそろえて
Mはみーんな我儘なんだもの!
と(愛情をにじませながら)云っていたのを、
おもいだしました。
佐助も、
琴が琴として、
ただのひとりのおんなとして在ることを
拒み続けたのですものね。
そのなかで、琴がどう生きたのか、
演者により、
そうして同じ演者でも時により、
ちがうものになるんだろうな。
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またきっと、
琴を生きたいとおもいました。
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早苗さんに用意していただいた、
本番用の春琴伝。
早苗さんからは、
演者としても、ひととしても
たくさん学ばせていただいた。
対馬先生とも、
おあいできてうれしかった。
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きっとまた、いつか。
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