・御礼:idenshi195 WIP版『朗読 原爆詩集』・

2019.08.05. – 08.07.

idenshi195
WIP版『朗読 原爆詩集』
ー身体性と即興性をもち[言葉の楽譜]を奏でるー

終演いたしました。

ありがとうございました。

・・・

台本をいただいてから03日で本番を迎える、
瞬発力を試されるワークショップでした。

・・・

「言葉の楽譜」の表現は、
なんというか、「とてもたいへん」で、

(((でもこれって舞台に立つならどこでも共通でしょう、と
(((郁子さんはおっしゃるし、わたしも実際そうだとはおもうのですが、
(((それでも )

idenshi195が言葉の楽譜を通して目指す表現に
精度の面でどこまで迫ることができたのか、
それは正直なところ、まだまだだったのだろうとおもうのです。

ただ、
全員が、悩みと焦りのなかでもがきながら、
それでも、
07月の、槙尾ユウスケさんのワークショップからひきついだ
「つながる」感覚をたいせつに、
最終的にひとつの作品を、ひとつの想いとして、
お客様にお届けできたのではないかとおもっています。

・・・

奏那多さん
黒田眞奈美さん
杉田真由美さん
園山ひかりさん
田中千紗子さん
奈良岡志保さん
根本秀之さん
萩原有さん
それぞれが、お稽古はじまりのときのご自身の声と、
またちがった音を掴んでいたのがとても印象的でした。
それからこんかい、一般的な演劇とも異なる身体表現的な部分もあって、
さいしょは戸惑いもかんじられたのですが、
みんなでどんどんひとつのくうきをつくれるようになっていって、
ほんとうに、
刺激的な体験ができました。

・・・

わたしはといえば。

これまで何度かidenshi195の作品に出演させていただいたり、
ワークショップに参加させていただいたりするなかで、
ずっとあった課題のなかのひとつ、
「もっと自由に」、「出す」こと
それが、
こんかい、できた……!
という感覚があって、
それはもう、とてもうれしかったのでした。

前述の通り、
「自由に」といえども精度をかんがえればもっとコントロールが必要なのでしょうけれど、
まずは感覚が掴めてうれしかったのです。

これはこんかい、
繋がることを意識しつづけ、
みんなもそれを意識しつづけ、
結果きちんと、繋がれていたからできたことだとおもいます。

共演者のみなさんへ、感謝のきもちでいっぱい。

・・・

そしてわたしはほんとうに、

言葉の楽譜の表現がすきで、

まずはそれを奏でられる楽器になりたくて、

そんな表現を生み出してくれて、
そうして素敵な共演者の皆さんに出会わせてくれた
idenshi195の高橋郁子さんにも多大なる感謝を。

・・・

そうしてそうして。

あのなつのひのことを、
できるかぎりおもいえがいて、
2019ねんのわたしたちの身体から発したあのくうかんを、
共有してくださった観客席の皆様も。

ほんとうにほんとうに、
ありがとうございました。

・・・

きっときっと、

また

どこかで。


・・・